理不尽に怒られたときの心のモヤモヤ対処法

心理療法

皆様こんにちは。

臨床心理士のみどりです。

寒くなってきましたね。

と、思ったら2桁の気温になったり…。

目まぐるしく、体も心も疲れてしまいます。

どうぞ、ここではゆったりお過ごしくださいね。

さて、本日は自分を感情のゴミ箱にしないというお話です。

感情のゴミ箱とは、
自分に非はないのに、人から怒りを向けられたりすること。
要は八つ当たりされるということです。

相手は怒りを持ち続けるのが嫌だからあなたに投げ込むのです。

私は人から感情を投げ込まれることが多いです。

どういうことかと言うと急に怒られたりとか。結構あります。

例えば先週の話ですが

ある会議に出席していた時

中間管理職の職員から、かなり大きな声で怒鳴られました

「もっと大きな声で話してくださいよ!」って

でも私自身そんなに声は小さくなくて

周りの人にもしっかり聞こえていたんです

 

それに他に、もっと小さな声の人が数名いて、聞き取れないって仲間内で話していたんです。

その人よりは明らかに大きな声だったのに

最初は何で急に怒鳴られたのかがわからなかった。

言葉の意味は大きな声で喋ってほしいという要求ですが

私たちはその人の声の調子や表情で裏の意味をきちんと読み取ります

皆さんもそうなのではないでしょうか?

その時の怒った表情

早い口調

それらから「彼女は私に対して怒っている」というメッセージを受け取ります。

実は彼女、高齢で少し耳が遠くて、

なんでもバンバンいうタイプの人。

違う職場なのですが、彼女の職場では彼女の意見がみんな通るような構造になっています

そのため彼女は自分の意見が通ることが当たり前だと思っています。

さて実はその日とても寒くて

しかしながら会場の空調はついていませんでした。

なぜなら彼女が空調が入っていると音が聞こえないと言ったからです。

しかしながら会議前半は皆さんとても寒そうで、膝にコートをかけたり上を着込んだりと

さすがにちょっと寒いだろうと思って

許可を得て少し空調をつけたのでした。

そして空調をつけたのが私だったのです。

彼女はそれを見ていて自分の意見が無視されたと思ったのでしょう。

私が喋る番になり、補足説明をし始めたと同時に、まだ3語も喋らないうちに、

「ちょっともっと大きな声で喋ってよ!」

と言ったのでした。

彼女は会議の後半、きっと人の声があんまりよく聞こえなかったのでしょう。

とてもイライラしていて、その音を聞こえなくした、空調をつけた私に怒りをぶつけたのだと思います。

さてこの場合、

彼女の感情は私の中に投げ込まれました。

これは心理の用語で投影というのですが、当然投げ込まれた感情は私の中に生じます。

私もイライラするし、理不尽だなと感じるし。

そして私自身大きな声が苦手なので、怖いなという恐怖も感じます。

しかも会議の場なので反論もできず。

少し大きく声を張り上げて、補足説明をする。

当然帰ってもモヤモヤは溜まります。

あんな言い方しなくてもいいんじゃない??って

この時私は感情のゴミ箱になっています。

相手から感情を投げ入れられるゴミ箱です。

もちろん反論してしっかり言い返せば、感情を投げ込まれずに済む場合もあります。

まあ修羅場になるかもしれませんが。

でもですね、円滑な社会生活のためには、いちいち反論なんてできませんよね??

そんな時はどうしたらいいのでしょうか?

 

 

ポイントは仲間。

人は共感されると、心が緩むし、楽になります。

私もモヤモヤしていたのですが、

同僚に「あんな言い方ないじゃない!!」って言われてすっきりしました

そう!仲間と共有して、一緒に怒ってもらったりすると、そのゴミは、シュッと消えていくんです。

だから同僚や仲間って重要なんですよね。

「えー!私そんなに声小さかった?やんなっちゃう!」

ニュアンスとして、相手を否定し、自分を肯定してもらいたいメッセージを出しつつコミュニケーションを取ってみましょう

相手の脳はあなたの言葉よりも

あなたの表情や声の感じを読み取って

文字通りの意味ではなくて、
あなたの求めている共感を、与えてくれる確率は高いです。

ただ注意しなければいけないのは、夫などあまり状況のわからない男性に話をする場合です

男性だと文字通りの意味を受け取ってしまう可能性もあるので、ちょっと論理的に言う必要があるかもしれません。

もしどうしても辛くなったら、ワンコインカウンセリング「毎日心のデトックス」を、ココナラで受け付けているので、ご利用くださいね。

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