誰にも気持ちを吐き出せないときにお勧めのアプリ

心理療法

ちょっとしたもやもや

 
 

人に相談するほどじゃないけど…ちょっともやもやする…

こんにちは。臨床心理士のみどりです。

皆さんは、日常でちょっともやもやしたり、「誰にも話せないなあ…」と思うことはありませんか?

例えば、職場の上司に怒鳴られたり、変なクレーマーの相手をしなければならなかったり…

職場で気軽に話せる人がいたらいいですけど、話しやすい人はそばにいなかったり、

そもそも、そういう愚痴を言える環境になかったり…

「これ話して大丈夫??」「逆に何か言われそう…」って、考えて、自分のありのままの気持ちを表現できなかったり…

そうなのです。

全くその通りでございまして、自分の「本当の」気持ちを言うって、実はとても難しいことなのです。

かくいう、私も、日常のちょっとしたこと、頭にピキーーンと来た、嫌なこと

「おう、ちょっと待て。いい度胸してんなぁ」とヤンキー映画みたいに突っかかりたくなることも

ぐっと我慢してしまうことってあります。

そういうとき、心がもやもやと晴れないんですよね。

周りに言うほどでもない…でも、自分の外に出したい‥‥

さて、そんなときに、使えるアプリはないか―――と思い、探してみました。

くまちゃんが気持ちを処理してくれるアプリ

今回、探してまいりましたのはこのアプリ。

その名も「kikukuma」

アプリを開くと、のどかな音楽と絵で、まるで絵本の中に入ったようです。

森の中、ひっそりと暮らすくまさん。

なんだか誰にも見られていない安心感がありますね。

右下のダイアリーには今までの相談内容を記録されており、もちろんパスワード付きです。

早速、相談してみましょう

形にならなくてもいい、書く時の安心感

クリックすると、優しい言葉をかけてくれます。

下に出てくるメッセージ欄に気持ちや悩みを書き込みます。

BGMに鳥が鳴いていて、誰も見ていない、ひとりだけの空間で本音を書ける安心感があります。

ここで書くスタイルは自由。

愚痴を書いたり、文章にまとまらないような断片的な気持ちを書くのもいいかもしれません。

言葉になってなくてよいのですよ。

人相手ではないので、形になってなくていいという安心感。そこもポイントが高いです。

豊富な処理方法

書くと、くまさんが優しく返事をしてくれます。

そして、どうやって処理するか、処理方法をたくさん提案してくれます。

どの方法もユニークです。

その時の感覚に合わせて選んでみてください。

水に流したいな…

この気持ちが相手に伝わるといいな…

どうしたいかって、自分ではよくわからないものですよね。

このようにいくつか提案されると、「こうしたいかも…」と自分の気持ちが何となくわかるかもしれません。

自分の中の傷ついた自分に、「どうしてほしい?」と優しく聞くことって、感情の処理をする上ではとても大切です。

こんな風に、選択肢があると、選びやすいですよね。

今回は「火に投げて燃やす」を選択。

燃やせ、燃やせ!!

と、言うわけで、燃やしていただいたんですが、

なんか、火を見つめていると、どことなく、気持ちも落ち着いていきます。

ちょっとだけ気持ちが軽くなる感覚があります。

火を見つめるくまさんは、無表情で、ちょっとダークヒーローっぽさを感じたのは私だけでしょうか(笑)

実は大切なコーピング(ミニ対処)

皆さんはコーピングという言葉を知っていますか?

コーピングは「対処法」という意味です。

私たちはストレスに対して小さな対処法を積み重ねて生きています。

対処法って一つではないんですよ。

よく、ストレス発散にカラオケに行くとか言いますね。

もちろんこれもコーピングですが、これ以外にも本当に小さなことを積み重ねて対処しているんです

例えば、上司に訳の分からないことで怒られたとき

「この人は機嫌悪い時、いつもこうなんだよなー」と、割り切って考えたり

ちょっとトイレに行って気分を変えたり、

泣いたり、

自分を責めてみたり

ネガティブに見えることも、実は、乗り切るために自分で編み出したコーピングだったりします。

そうやって、頑張って何とか乗り越えているから、今日も生きていられるんですね。

独立とは、依存先を増やすこと!

依存はいけないといわれていますが、実は違います。

依存の仕方がいけないのです。

自分を支えるものがパチンコだけ、お酒だけ、怒ることだけ

こんな風に一つだけだと、バランスを崩しやすくなります。

そうですね、一本の木を一本の支柱で支えているようなイメージをするとよいかもしれません。

支柱が崩れたら、木は倒れてしまいますよね。

人に話す、お酒を飲む、歌を歌う、寝る…

こんな風に自分を支えるものをたくさん増やしていくと、だんだんと自分で立つことが楽になっていくのですね。

一つ一つの支柱は細いけれど、網目のように支えてくれているイメージです。

スマホアプリって、コーピングの重要なツールになると思うのです。

このアプリ、気になったらぜひ試してくださいね。

気持ちを静かにする場所

定期的に気持ちをリラックスさせたい。

落ち着きたい方、アメブロでは、定期的なマインドフルネスの記事を書いています。

ぜひ見に来てくださいね。

オフィスみどりのアメブロ

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