【心理士が解説】無意識に任せておけば大丈夫とか言ってるけどその無意識って何?

心理療法

最近はやりの無意識って何?

 
 

最近「無意識にお任せすればうまくいく」とか「無意識」がなんかいいらしいけど…。無意識って何?なんでうまくいくの??

今日は無意識の話。

無意識無意識ってよく使われますよね?

無意識を味方につければ何でも良くなるようなタイトルの本がたくさん出ています。

じゃあその無意識って何?って言うと、ちゃんと答えられますか?

なんでも意識に全てお任せするとうまくいくのかしら?

無意識の中身ってそんなハッピーなものばかりではありません。

でも、無意識はあなたを支えるとても大切なパートナーです。

今日はそんなあなたの大切なパートナーである、無意識について、ご紹介しますね。

この記事でわかること

無意識の歴史

無意識って何?

無意識のお仕事

無意識の歴史

キツネのせい?無意識という言葉のなかった時代

昔は無意識って言葉はありませんでした。

だから心の病やヒステリーがあった場合は、悪魔の仕業や狐の仕業なんて呼ばれていた時代もありました。それ以外にもある臓器が関係しているとか。

それ以降、科学の発達とともに、実は心では意識できない領域があるのではないか?と言われるようになりました。

そして、そこを「無意識」として、考えるようになった人物がいます。

そうあの精神科医で心理学者のフロイトです。

いやいや、それは「無意識」のせい。Byフロイトさん

フロイトは当時よく使われていた催眠を使った精神療法で面白い事例を耳にします。それはヒステリー症状のある女性の患者さんでした。

催眠を使うことにより覚えていなかった、辛い昔の記憶を思い出すことで、ヒステリーの症状が改善したのです。

この事例から、「やっぱり人の心には思い出せないような領域があり、ここが心の病やヒステリーに大きく関係しているのであろう」と考えます。

この思い出せない部分を無意識と名付けました。

無意識って何?

「意識は氷山の一角」無意識についてよく出される図といえば、これですよね?

フロイトの考える意識の構造では、

自分が知っている部分意識

頑張れば思い出せる部分が前意識

思い出せない部分が無意識

と名付け、この三つのパーツから成り立っていると考えました。

今ではおなじみとなっている考えですが、自分が知覚していない部分にも自分の心があるというのは、それまでの考えからしたら、とんでもない考えですよね。

何をしている?無意識のお仕事

では無意識のお仕事って何でしょう?

一言で表現するとなると難しいですが、それでも一つで表現するなら、心を保つお仕事です。

例えば幼少期に何か大きな心の傷を負ったとします。それは意識にのぼるレベルなのですが、それを考えてばかりいると、とても辛くて生きていけません。

例えば殺されそうになったとか、大きな怪我をしたとか。それ以外にもひどい虐待を受けたとか。

覚えていると日々生きるのが辛く生きていけないので、意識から無意識へとその心の傷を移動させます。これを抑圧と言いますが、こうやっておけば、心の傷はあるんだけれども、無意識の方にあるので、いつもはそれに煩わされることなく生きていけます。

しかしながら、その古傷が痛む。何かの拍子に思い出しそうになる。そういったことで、何かわからないけれども心や体に症状が出てくる。これがヒステリーなど心の病の発生機構であるとフロイトは考えました。だからその傷をちゃんと意識に登らせてあげれば、症状は改善すると考えたのです。

ですから、このような働きを考えると「無意識とは生きていくために心を健康に、生き延びられるように保つ働きをしている」と表現できるのではないかなと。いろんな機能がありますが、一言で表現しようとすれば、心の状態を一定に保つお仕事と表現できます。

無意識は海のようなものかなと思うのです。地球は陸地が3割、海は7割この広大な海のおかげで、地球の温度が一定に保たれたりします。なんだか無意識も私たちの心を保つための海のような存在だなあと。

さて、そんな無意識の働きを考えたのがユングさんです。ユングさんの話は長くなるのでまた次の機会に!

今回は、あなたのパートナー、無意識のお話でした。

本日のまとめ

無意識の歴史

きつねや悪魔の仕業だったものが、心が認識できない領域の仕業に。

無意識について深く研究したのがフロイトさん。

無意識とは

自分が意識できない部分。自分が知っている部分は意識。頑張れば思い出せる部分は前意識。思い出せない部分が無意識。

無意識のお仕事

一言で表すのは難しいけど、一言で言うならば心を一定に保つお仕事。

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