心理士の考えるお誘いを断りたいのに断れないときの対処法

皆さん、お誘いって受ける方ですか?

飲み会とか、イベントとか、楽しいことなら、もちろん参加したいけど…

でも、中には断りたいものも、当然ありますよね。

例えば、職場の恒例行事とか親族の集まりだとか、お世話になった方からのご案内だとか。別に行きたくないけど、付き合いだし・・・的なやつです。もしくは、友人同士でも、今は個人的に行きたくない時。こういうのって、断るのは意外と大変。ため息増量。お断わりの文章作っては消して、作っては消して…。

相手のことを思うと…心には負担ですよね。

そんなわけで今回は、相手にも自分にも負担の少ない断り方を考察します。

断るには相手と自分の不快感への対処スキルが必要

断るときって、必要なスキルは2つあると思うのです。一つは社会生活をする上での、相手に対するスキル。これは、いわば、断ることで生じる相手の不快感に対処スキルです。

もう一つは自分に対してのスキル。断るときって、相手に嫌われるのは怖い、申し訳ないなど、恐怖感、罪悪感があると思います。こういった断わることで生じる自分の不快感に対処するスキルです。

相手との交渉をスムーズにするのも必要だし、自分の中の感情との付き合い方も重要です。

そんなわけで相手、自分、両面への対処力をベースアップしていく必要がありそうです

ポイント

・理由をつける

・自分を許す

・慣れる

理由をつける

まずは、相手の不快感に対するスキルです。これはいろんなサイトや本で紹介されていますよね。

ポイントは感謝+断り+理由です。

誘ってくれてありがとう!いつも調整ありがとう!など、感謝やねぎらいの言葉をつける。相手だってお誘いのメールするのもひと手間です。感謝の言葉があると、こっちのことも考えてくれた、と、一安心します。不快感軽減ポイントです。で、ここに更に理由をつけていくわけです。

人間って理由がわからないと不安になるんです。災害、伝染病も理由がわからないときは神や魔女の仕業とされましたよね?その理由付がトンチンカンだって、分からないで片付けるよりはスッキリしますから。

あぁ、ちょっと困った、脳の習性。

想像してみてください。友人との待ち合わせ。相手は20分遅刻、何かあったかな?と不安になりますよね。ようやく現れて「遅れてゴメンネ!本当にゴメンネ!いやー、ごめん!」「じゃ、行こうか」・・・いや、ちょっと待て、なぜ遅れた?と思いませんか?

私のこと嫌い?とか、電車の遅れ?とか

そこを安心させる意味で理由が必要なんです。

あ、遅刻していいってわけではないですよ!遅刻して、相手に不快な思いをさせるなら、最小限にしましょうと、言うことです。

そんな訳で、理由がないと、変な誤解や、不安を与えたままになります。理由が分からないって相手にとっては大変不快です。

でも、理由って…どこから断れる理由かが分かりません…よね?

風邪で。不幸があって。…とか、やむを得ない理由ならわかるけど。

そんな理由ばかりではないですよね。

相手が嫌いとか、ただただ億劫とか。

こんな理由で休んでいいのだろうか…

いいんです

この場合は、自分にも不快感が出てきますよね。いいのかな?って言う迷いや、怖さです。この自分への対処法は、また後で述べますので、とりあえず、相手の不快感軽減について考察してみましょう。

もちろん、はっきり「お前が嫌いだから出席しないわ!」「だりーから止めとく」と言ってもいいんです(笑)。相手の不快感を軽減することはできなさそうですが…。

じゃぁ、全くの嘘は…。オススメしません。辻褄合わせるのが大変だし、(結構)バレるし、罪悪感出てくるし、心にはかなりの負担です。

できれば嘘でない理由を作りましょう。その時、社交辞令変換をきちんとしましょうね。
例えば、相手が嫌い…その時体がダルくなる感じがしたら、「体調が優れないため」
家族のために少し時間を作りたいなと思ったら「家族の用事があり」
です。

今後の案内を控えてもらうのも効果的ですね。「忙しくなってきたので、今後の案内は頂いても参加が難しいと思います。」など。

これができたらいいんですけど。私、以前、ある習い事の先生の営業的お誘いメールが頻繁だったとき、「今後、ご案内のメールは不要です」と送ったら、「なんか私に対して怒ってませんか?この前から…(長文の文句)」と、返ってきた事があります。この先生は構ってちゃんタイプだったので、彼女にとって、断り=拒絶。耐えられないのだと思います。この場合は、どう断っても、相手の不快感はゼロにはならないんですよね。


でも!この場合、相手の認知の仕方の問題なので、残念ながら、こちら側ではどうすることもできません。

相手の感情の責任までは持たないというのは重要です。相手の不快感を軽減するよう務める。でも、相手が不快感を抱くのは、相手の責任ですから、そこまでの責任はあなたにはありません。

でも、相手が怒ったら怖い…。

はい、怖いです。ここからは、そういった自分に対する対処法の話です。

自分を許す

次は自分に対しての対処法です。

断るのが苦手な人は、断ることで、嫌われてしまうのではという恐怖や、申し訳ないという罪悪感など、不快な感情が強くないですか?

一度その感情を見つめてみましょうね。

怒られる…嫌われる…申し訳ない…

どんなことを考えるのか、 どうしてそう思うのか、そして、その考えは正しいか、吟味してみましょう。

恐怖や罪悪感は、自然に生じるものですから、ある程度はあってよいものです。でも大きすぎると、行動できなくなりますよね。

だから、行動できるためには、恐怖や罪悪感を適度な大きさにとどめておく必要があります。

そのためには、「本当にきらわれるかな?」「本当にこの考えは正しいかな?」と再度自分で吟味し、検討してみてください。

更にポイントがあって、それは、許可して置いておくということなんです。

怖いと言う感情や申し訳ないという感情は、一度、置いておく、保管しておきます。怖さにとらわれ、没頭してしまうと、「絶対嫌われたくない!」「やっぱり断れない!」など、怖さが増幅し、大変苦しくなってしまいます。

怖いという感情がある。それは認識した。でも、それは心のどこかに、きちんと居場所を作り、置いておき、あってよいという許可のもと、それでも、断るという行動をします。

断ることに慣れる

断りベタさんは、断ることに抵抗を感じます。

私もイエスマンだったので、最初は断ることにとても抵抗を感じました。

断り初心者で慣れてないわけです。

でも、練習と思って、気が向かないことはきちんと断ってみてくださいね。

たぶん勇気がいるはずです。それは新しいことを脳がインストールするときに感じる抵抗や負荷ですから、当然のこと。

ルールを決めるのも効果的

昔、職場の同僚で、こんな方がいました。彼は普段の飲み会にはほっとんど参加しないのですが、年に数回の部署の飲み会には参加するんです。

普段はさらーっと飲み会のお誘いは断るんです。

まだ若手でしたが、断り方が最速で、聞いたその場で「いやー、今日は、だめっすねー」と申し訳なさそうに言うのですが、

それが、毎回、もう、ネタみたいになってて、上司も「いつもじゃねーか!(笑)」と。このやり取りをしたいがために皆が彼を誘ってましたね(笑)

そんな彼は自分で基準を決めていて、忘年会や暑気払い、歓送迎会など年数回の飲み会には参加してました。

渋々でしたけど・・・。

そんな感じで、みなさんも、これには参加するけど、これは断る、など自分の中で決めておくと、断るときも心が楽です。

いかがでしたか?断ることも、人生を豊かにするため、社会生活を円滑に行うためのスキルのひとつです。使えそうなものは試してみてくださいね。

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