こんにちは。
お読み下さりありがとうございます!
臨床心理士のみどりです。
普段は精神科でカウンセリングをしている心理士です。
このブログでは心が穏やかに、自分らしく生きる方法をあれこれご紹介しています。主に自律神経失調症や不妊治療についてお話しています。
本日は妊活ストレスについて、
その心理的対処法についてお話しします。
この記事がオススメの人
・病院で医師から言われた言葉に傷つき、辛い経験のある方
・看護師などの対応に傷ついた経験のある方
・傷ついた経験がトラウマになって、病院受診や治療のモチベーションが保てない方、恐怖を感じる方
先生が怖い
皆さんは不妊治療の病院で怒られたことはありますか?
アメブロの記事でも書いたのですが↓
私は以前不妊治療院で、検査結果を医師から聞いていた時、
質問をしたら、とても嫌な顔をされた経験があります。
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こんな事やっても意味ないの!!
はぁーーーー。(ため息)
もう、悲しくなっちゃいますね。
これが原因で、その病院には行きたくない…と強く思いました。
精神科で出会う方の中にも、不妊治療院の医師から心無い一言を言われて深く傷つき、
それ以降治療を辞めてしまったという方もいました。
感情のコントロールができない医師
残念ながら感情のコントロールができない医師はいます。
治療成績を上げることが自分の評価や医院の評価につながる…
そういう意識でやっている医師は、自分に意識が向いてしまい、患者の心に寄り添うことができずに、怒りや不満を患者にぶつけてしまうのです。
でも言われた方はたまったもんじゃありません!!
その言葉に深く傷つき、医療不信に陥ったり、妊活へのモチベーションが下がってしまうのです。
高いお金を払って不妊治療をしているのに、心に深い傷を負いトラウマになってしまう。
なんて理不尽なのでしょう。
とても理不尽でメリットがないので、できればそのような医師のことなど気にせず、
心の健康のためにさっさと治療院を変えるなどして、心にも体にもメリットのある不妊治療をしていただきたいのです。
妊活トラウマになってしまった時
でも心に負ってしまった傷は…なかなか治りません。
不運にも医師の言葉で妊活トラウマができてしまった場合は、
傷を癒す必要があります。
そこには根本的な部分から直す方法と応急処置的な方法があります。
本日は応急処置的な方法をご紹介します。
応急処置 恐怖や怒りを切り離す
簡単に言うと恐怖に支配されるのではなく恐怖を感情の一部分として、切り離すんです。
まずは感情を認識する
ここでイメージしてみましょう。
皆さんが病院に行くときに湧き上がる感情を思い出してください。
どんな感情が出てきますか?
いやだな…こわいな…また怒られるかな…
この感情に体全部が支配されてしまうととても怖くて動けなくなります。
そこでその感情が湧いてきたら、
あー、感情が出てきたなと認識してやります。
心の中が部屋だとたら、そこにブワーっと嫌な感情が黒い煙のように充満するんです。
でも、煙を分からずそのままにしてると、煙に巻き込まれ、前が見えない状態になります。
そこで、あー、煙り出てきた!と、まずは煙(感情)の存在に気づくことが大切です。
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感情にぴったりくる言葉を探す
そして、嫌な気持ちを察知したら
その感情にぴったりくる言葉を探しましょう
見つかりましたか?
例えば
私は「悔しい」「恥ずかしい」というのが浮かびます。
ですから、今浮かんだなんとも言えないモヤモヤした感情は、「悔しい」という名前になります。
さっきの例でいうと、何かわからない黒い物体が部屋に充満している…
認識しただけだと、その気持ちを集めることはできますが、名前がついてないと脳が不安に思います。
「悔しい」という名前をつけることで、脳が安心します。
感情の名前を感情に貼り付ける
さて、感情にぴったりの言葉が浮かんだら、
その言葉をイメージの中で紙に書いて気持ちにぺたっと貼り付けます。
イメージとしては、
「今、悔しいと思いました。」
と、煙を認識して、袋に集め、
認識できたら、悔しいと書いた紙をペタッとその感情(煙の入った袋)に貼り付けるのです。
私の全身が「悔しい、恥ずかしい」に支配されるのではなく
悔しいという感情、恥ずかしいという感情がある。
いっぱいある感情の中の一つとしてある。
と分離します。
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さらに行動するには
上のステップのまでで、恐怖などの感情とある程度距離を取れるのですが、
例えば、病院に行かなければいけないなど、さらに、行動しなければいけない場合、
もっと感情と距離感置く必要があります。
心の部屋とイメージする
先ほどと同様、自分の心を部屋だと思ってイメージしてください
どんな部屋で、どんな家具がありますか?
心の部屋なので、感情が浮かぶと、部屋にはその感情が広がります。
悪い空気や煙みたいなものです。
今、その部屋全体に広がった煙のような感情をある程度まとめて袋に入れて、名前をつけてラベルを貼りました。
そして、その部屋全体にその感情を広げるのではなく
どこか一部に場所を作って置いてやります。
ここにいてもいいよと許可を与えるのです。
感情に支配されるのではなく
感情を無理に排除するわけでもなく
感情と距離を取り共に在るのです。
恐怖や怒りがありながらも、
それと共に生き
それとうまく付き合う。
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パニック症状が出る方は受診を
さて、
これは妊活トラウマでも、少し冷静になれる人が行える方法です。
もし、病院に行くとパニックのようになってしまうくらい、ひどい症状が出る場合、
心療内科や精神科を受診し、相談して、頓服などを処方してもらってください。
実は私、妊活とは別に、一時期自律神経失調症がひどくなり、
パニックを起こすことがありました。
しかし!そんな折、奥歯が痛む……
なんと、親知らずが虫歯に…
抜かなければいけなくなりました。
でも、恐怖です。
パニックが出るのでは……と、とても不安でした。
その時、女性専用の心療内科で抗不安薬など頓服を処方してもらい、飲んで対処しました。
女性専用の心療内科だと、女性特有の悩みを理解してくれ、妊活に対応したお薬も相談しやすいです。
病院や歯医者などは行かなければ命に関わることもあるので、口コミを見たりして自分に合うと思えるところ受診してください。
精神科は予約が1ヶ月先まで埋まっているところが多いかと思いますので、
急ぐ場合は、すぐに受診できる心療内科などを探してみてくださいね。
最後に
あなたはありのままで、とても大切で尊い存在です。
いつでもそれは変わりません。
先生がなんと言おうと、誰がなんと言おうと、
あなただけはあなたの一番の理解者。
いままでとても辛かったね。でも、今の自分で大丈夫。
そう言って、自分をたくさんいたわってあげてくださいね。