【妊活卒業】本当は〇〇したいのに…できないときに考える一つのこと

妊活

そろそろ妊活をやめて、他の選択肢を考えようとするとき、様々な選択肢が浮かびますよね?

養子縁組、卵子提供、子育てボランティア

趣味の再開、資格を取る、転職…

本当はやりたいことがあるのに動けない…怖くて動けない…

そんな妊活の心理についてお話します。

本日のキーワード「損失回避バイアス」

キーワードはこちら!

「損失回避バイアス」

失うことのほうが得ることよりも大きく判断されること。

妊活に限らず、大きな選択において、躊躇するとき、このバイアスが邪魔をし、選択ができなくなるのです。

本日は、マイケンサンデルのこれから「正義」の話をしようふうに進めたいと思います。

さぁ、みんな、ここでちょっと質問だ、

君たちの中で、アルバイトをしている人は?

じゃぁ君。名前は?

ケリーです。

ケリー、君はどんなアルバイトをしているのかな?

カフェで、販売を。

楽しい?

ええ。

給与のことを聞いても?

はい。

一日いくら位もらう?

だいたい1万くらいでしょうか。

じゃぁ、今から賭けをすると仮定しよう。
このコインを投げるゲームだ。

表が出たら僕から君に1万円をあげよう。
裏が出たら君から僕に1万円を払う

こんな賭けがある。

ええ。

君は、参加したい??

うーーん………

いいえ。

なんでかな?

なんとなく。リスクが高いかな…と。

いいね。なんとなく。
重要だね。

みんなは算数の確率について勉強したはずだ。
小学校か中学校で。

ケリー、裏と表の出る確率は?

(笑)1/2です。

そう。確率は同じなのに、リスクが高い気がする。

なにもケリーだけに限ったことじゃない。

多くの人がこの賭けには参加しないんだ。


それは僕たちの脳が、1万円を得ることよりも、1万円を失うことの方を、より重大なことと捉えるからなんだ。

これを損失回避バイアスという。

日常の大事な決定に影響を与える損失回避バイアス

本日は、損失回避バイアスについてのお話です。
失うことの方を重要視する。

以前カウンセリングでこんなことがありました。

クライアントさんは、鬱でかなり辛い状況なのに仕事が休めないのです。

休んで体調を整えるメリットよりも、休むことで失う信用の方を大きく捉えています。

 

妊活でも〇〇したいけど…行動に移せないことがある

これは妊活でも同じです。
仕事は少なくして、休んだほうがいいとは思うけど……

仕事を断って早く帰ったり、バンバン有給を取ったりしたら、信用を失ってしまう…

そのデメリットの方が大きく感じられて休めない

本当は養子縁組について夫と相談したいけれど…
断られたら、これからの関係が気まずくなる…
養子縁組というメリットより、夫と関係が悪くなるデメリットの方が大きく感じて動けない…

まるで天秤に初めから大きな重りが片方に乗っているようです。

有給をとったり、養子縁組を相談したり…

大きな決断であるからこそ
私たちは適正に判断しなければなりません。

デメリットを大きく捉えすぎて動けないと

いつまでも未来に向かって進むことはできません。

 

大きく捉えすぎているデメリットは


本当に自分が考える大きさなのかどうか


もう一度、冷静になって考えて見る必要があります。

動けないときに試すこと

動けない時に試して欲しいことがあります。

それは、イメージしている最悪の事態を書き出すこと。

そしてその最悪の事態が、本当に起こるか吟味してください。

意外と自分の極端なイメージである場合があるのです。

アウトプットしてみると、ちょっと冷静になり、これは起こらないな…と判断ができるようになります。

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