本日は、社会人だけど独学で臨床心理士大学院へ行きたい! どうやって勉強したらいいの? という人へ向けた記事です。
まず、大学院の入試は筆記と面接です。事前に提出する研究計画書も面接時に内容を突っ込まれるので、きちんと考えて書かなければなりません。
今回は大まかに、どのように勉強すればよいか?社会人入学の私の体験も交えてご紹介します。
ちなみに私の当時の勉強時間は
一日4時間、期間は4ヶ月程度でした。
ポイント ・まずは図解で理解 ・得意分野から攻める ・問題集を何度も解く!! ・英語は専門用語をおさえる! ・研究計画書対策は添削サービスがオススメ
まずは図解で理解
とにかくネックになるのは、筆記試験の点数。ところが、筆記は範囲が広くて、勉強が大変です。
最初は図解などのわかりやすい本で広く浅く見渡して、興味ある分野をおさえましょう。
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得意分野から攻める
暗記することが多すぎるので、はじめから順に…というのは、効率が悪すぎます。
好きな心理学者、好きな分野はありますか?たとえば錯覚が面白いと思う、アドラーが好き、子どもの発達について知りたい…。自分の興味関心のあるキーワードの入っている単元から勉強を始めましょう。そのほうが、飽きずに、早く知識を定着させることができます。
臨床心理士試験に合格できるだけの基礎知識がつけられるかどうか?を見られます。勉強時間があればあるだけ有利なわけです。時間のない社会人の方は、どの分野を捨てられるか?が勝負の分かれ目。費用対効果で考えて、効率の悪い箇所は最後に回し、とにかく興味ある分野から攻めましょう。
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問題集を何度も解く
これは、どの試験でも当たり前ですよね。インプットだけでは定着しません。とにかくアウトプット、アウトプット。私はノートにひたすら問題と答えをまとめて、それを一日、朝と夜の2回全部口頭で解くというのを繰り返しました。口頭で答え、暗記できたものから、リストから外していきます。苦手な問題は次の日も繰越で覚える。こんな感じで、ひたすらアウトプットを繰り返しました。
きちんと時間を決めて、アウトプットを習慣化するのも大切です。
社会人は仕事もしつつ、取り組むことになりますから、流されずに、ルーチン化することが大切です。
英語は専門用語をおさえる
英語に関して、よく出題されるのは、ある事象についての説明文です。大学によっては論文が出るかもしれませんが、問題集でも多いのが事象についての説明文です。例えば「愛着とはこういうもので、誰々が見つけて、こんな研究をやって、こんな発見がありました」的な。だから単語や人の名前などを英語できちんと覚えていないと、なんの話かわからないのです。逆に、専門用語を英語できちんと押さえていれば、あー、あの話だなと分かるので、英語がきちんと読めなくても大丈夫です。
単語に関しては、問題集に必ず日本語とその後ろに英語が記載されています。日本語で勉強する時に必ず英語表記も一緒に覚えるようにしましょう。
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研究計画書対策は添削サービスがおすすめ
研究計画書とは、事前に提出する書類の一つです。大学院は研究機関でもありますから、こんなことを研究したいです、と、計画書を書いて願書と一緒に提出します。
これ、適当に書いてはいけません!そこで、ちゃんと科学的な思考ができるかどうかを見られています。面接でもこの研究計画書の内容についてはバンバン突っ込まれます。ですから、きちんと、研究、ということを意識して、目的から方法までを考えましょう。
もちろん内容は大学院に入ってからいくらでも変えることができます。あくまで、ここに興味があり、こういう研究をするなら、こういう手法でやりますというものです。
研究計画書対策に関しては一人でやるのはとても難しいです。例えば大学できっちり研究を組んだ人、その研究の続きを大学院でやりたいと考える人なら、書きやすいかもしれません。しかし、その経験のない人は、何をどう組み立てればよいかわからないと思います。そもそも、何を知りたいか?何がまだ明らかにされてないか?についても、わかりませんよね。これは明らかにされてる?…かも知らんけど……どうなんだろう?書いていいの?どこで調べれば分かるの?と、そこで手が止まってしまいます。
私もだいぶ手こずりました。私は本を頼りに、書き上げましたが、だいぶお粗末だったので、面接でも苦笑いされたのを覚えています。
答えが無いものに関して勉強するとき、とにかく誰かに見てもらうのが、手っ取り早い方法です。添削サービスがいくつがあるので、そこを利用するのが、効率的です。社会人はとにかく時間がありません。労力をできる限り小さくする工夫が、受験を乗り切る鍵です。
人や機関に頼らず、独学で、やる場合、自分の興味ある分野にまずは絞って、何に興味があり、何を明らかにしたいか?考えてみましょう。最初からきっちり考えてなくても大丈夫。私はここに興味がある!って熱意が大切です。まずはここを深堀したい!と言う分野を持ちましょう。そのうえで、どのように研究をしていくか?アプローチの方法はどのようなものがあるのか?本を参考に書いていきましょう。
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便利な対策講座
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